ここ数年でFIRE(Financial Independence, Retire Early)が盛り上がってきています。相次いで若年層からFIREを目指す人達が増えてきている気がしますし、事実、Twitterでもそのような目標の人達が多くなってきた気がします。
それに伴ってFIREに気軽にできるのではないかという期待感が高まってきており、そのような雑誌やネット記事でも多く見られるようにもなりました。いろいろな考え方が生まれるのは文化の流動性があって非常に良いのですが、前提や定義をしっかりしないとFIRE(経済的自由による早期退職)だと思っていたものが実は単にFIRE(解雇、脱サラ)されていただけだったりと認識が変わってきてしまいます。そんなことを記事にしたので読んでみてください。
FIREの定義とは
FIREの定義としては下記記事でも記載しているようにFinancial Independence (経済的独立)とRetire Early (アーリーリタイア、早期退職)の頭文字を取っています。どちらも満たさなければFIREとは言えません。
更にその中には金額に応じてLean FIREやFat FIRE、Barista FIRE(時短や労働日数減少)というのがありますね。
ちなみに私の目指すセミリタイアというもの『半』や『準』という意味を持つ『セミ』と、引退を意味する『リタイア』を組み合わせた言葉です。退職に準じた状態を表すもので、メインの仕事を退職し、非常勤・不定期就労・資産運用などの方法で稼いで生計を立てることです。 私の場合は配当金による資産運用予定ですのでFIREというよりもセミリタイアという言葉の方がしっくりきたので使っています。
どんなのがFIRE?
ここで疑問になるのがFIREという言葉自体が働かずに自由になるということにどんどんすり替わりつつあるような感じがしてきていないか?ということです。
FIRE=経済的に自由、独立して早期退職するというもので、その方法としてはほとんど自動で増えるインデックス投資を主体に4%ルールを用いて生活すると考えています。
その方法に則っていないものはただ単に早期退職したか、セミリタイアというのがやはりしっくりきます。
前項の記事でも4%ルールと生活費25倍という明確な数値が目標としてあり、これを満たしたときがLean FIREなりFat FIREなりを満たしたといえるでしょう。
まとめ
FIREの定義から考えると私の目指すものはセミリタイアです。その結果としてFIREできるなら越したことはありませんが、別に完全リタイアしてダラダラ過ごし続けるのは楽しくなさそうなのでしないと思います。
言葉というのはだんだん都合の良いように書き換えられていく傾向にあり、例えばFIREなんかはマーケティングでうまく使われて目指す人を騙しているような気もします。ちゃんとFIREできるだけの資産があってそれを教えたい人はFI(経済的自由)を達成しているだけなのできちんと定義づけしている人の話を聞いた方が良いかもしれません。
とは言うものの、FIREが世間に広がっている中では嫌でもFIREという言葉を使わざるを得ないというのが現状かもしれませんね。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆