配当金を目的とする投資家にとっては常識(?)となりつつあるモチベーションアップのひとつですね。
私もたまに以下のようにツイートしてモチベーションを上げてたりもします。
今年の配当金は10万円程度。
月換算8,000円強なので毎月の携帯代、ガソリン代が賄えます。
現時点で来年は20万円程度。
月換算17,000円弱なので毎月の携帯代、ガソリン代に加え、自動車保険、生命保険、趣味のプール代も。
配当金は再投資する為、負担額は変わらないがモチベーション上がります。
— あとるむ@心身向上投資家 (@Atolm_D) September 16, 2019
目次
結論
配当金目的の投資を始める前に配当金の使い道を身近な費用に充てる事で小さい目標をコツコツ越えていく為、定期的に達成感が得られます。
小さい目標を越えていく事によっていつの間にか自分が最終的にセミリタイアしたい金額まで投資を継続するモチベーションを得る事に繋がります。
更に嬉しいのは保有銘柄の株価が暴落した時でも定期的に配当金を得られる事は精神面、金銭面でのクッション材になりえます。
配当金を身近な費用に充てる事のメリット
配当金を身近な費用に充てると言っても実際に支払いに充てるわけではありません。
複利の効果を最大限活かす為に再投資する以外選択肢はないのです。
精神的、金銭的にゆとりを持つ為にこの考えをすると思ってもらって方が良いですね。
最初の一歩は小さな目標からクリアする事を目指す
セミリタイアの為に300万円の配当金を得るぞーと意気込んだところですぐに達成出来るものではありません。ものすごく早くても数年はかかりますし、普通の人だと10年20年は当たり前にかかる事です。
いきなり大きな目標を見せられても、はじめの内は頑張っていても次第にモチベーションは下がっていき元の場所へ戻るのが人間という生き物なのです。
そんなめんどくさがりの生き物ですから小さな目標を節目節目においてあげる事で小さな達成感を得られるようにしておく事が継続のポイントです。
小さな達成感を定期的に感じる事で人はもっと投資したい→資金が足らない→節約、副業しようといった具合に目的がすり替わっていきます。動機は不純ですがこのエネルギーを使わない手はありませんね。
投資の継続によって様々な費用の支払いに充てる事を目指す
さて、実際にどういう事を考えるかというと非常に簡単です。
自分の毎月支払っている費用に対して配当金で賄う事を考えるだけです。
例えば固定費であれば携帯代、電気代、水道代、ガソリン、保険、医療費etc…様々な事にお金を使っています。これを配当金で賄う事を考えて投資を行う事が重要です。
ひとつクリアしたら次の固定費へ。固定費を全部クリアしたら変動費へ。といった具合にするとまるでゲーム感覚で配当金の投資がいつの間にか出来ています。
毎月100円、200円でも目標に出来るならどんなものでも目標にしてクリアする事で達成感も得られるようになります。
株価暴落時に精神面、金銭面のクッション材になる
株価の暴落時には毎月何らかの配当金を受領出来るようにしておくと精神的にも金銭的にも若干のクッション材となってくれます。
実際には元手と暴落割合に対して配当金は微々たるものですが、毎月定期的に貰える事がお金に働いてもらっていると実感出来る事でもあります。
配当金額が大きくなれば暴落している最中に更に買い増しする事で売られ過ぎによる買い戻しの時にキャピタルゲインのブーストをかける事が出来る点も非常に良いです。
配当金を身近な費用に充てる事のデメリット
気をつけていればほとんどデメリットと感じませんが3つ挙げられます。
対策…というより考え方も一緒に記載しておくので考え方の指標にしてもらえると良いかと思います。
一つは実際には再投資する為、生活の足しにならない事です。
あくまで精神面を補強する為の考えですのである程度の目標値までは再投資していくのが無難です。
もう一つは配当金がほしすぎて企業の財務や株価の妥当性を検討せずに高配当株の購入に至る恐れがある。
自分が何に対して投資をするのかは見失わないようにしましょう。株価に投資しているわけではなく、企業に投資しているはずです。
最後は暴落した時はある程度までは戻るとわかっていても配当金何年分の含み損が出たか考えてしまう事です。
株価は不確実性であり誰にも予言出来るものではありません。
定期預金に突っ込んだと思うか捨てたお金だと割り切る事でそんなつまらない事は忘れた方が精神衛生上良いですね。
まとめ
人間いきなり大きな目標を掲げても大きな壁としてしか見えません。
小さな目標を小中間目標として掲げることで長い投資生活を歩むことが出来ます。
投資はマラソンと同じですので最初から全速力で突っ走ってもすぐに息切れして退場するだけです。
少しずつ周りの様子を見ながらハードルを越えていき、小さなつまづきを繰り返して精神力も強くしていった方が良いですね。
身近な費用に充てる考え方は精神力を養う上でも非常に重要だと思います。