年金がもらえるのか不安、いくら貰えるのかなぁといったことを考える人は多いと思います。サラリーマン向けに簡単な計算式と共に一度自分の受給額を計算してみてはいかがでしょうか。
目次
サラリーマンの年金内訳
サラリーマンはおおよそ2種類から成り立ちます。
国民年金・・・20~60歳が全員加入
厚生年金・・・会社や社会保険料として支払い
あとは確定拠出年金や確定給付企業年金などありますが任意なのでなしと考えます。
年金の計算式
国民年金
現在の国民年金の計算式は以下のように20~60歳までの納付月の割合で決まります。満額収めていてももらえるのは80万弱になります。
年金受給額(円/年)=781,700円×保険料納付済み月数÷480月
大学など行って24ヶ月納付しなかった場合は781,700✕95%=742,615円と4万円ほど減る計算です。
厚生年金
一方で厚生年金は年収で決まります。ここでは2003年以降から働き始めたと想定します。
平均標準報酬額(円/月)×0.005481×2003年4月以降の加入月数
2003年以前は倍率が0.007125なので23%程度減っている計算です。年収が上がれば上がるほど受給額は増えますがそれでも2003年以前に働いていた分より減ります。
給与所得者全体の年収中央値は350~360万円程度と考えると40年働いて79万円前後が一般的になりそうです。
まとめ
さて、国民年金と厚生年金を足し合わせると1年間の受給額が決まります。
40年間しっかり収めて概ね20~60歳の平均年収が360万円の人は65歳からおおよそ149万円ほどもらえる計算です。これは月に12万円程度なので今の物価でも年金だけで生活するのはなかなか難しいかもしれません。
年金の計算式をみると固定額+年収で決まるため、物価上昇に対する耐性はほとんど無いといっても良いですね。そうすると若いうちから資産形成の計画を立てて自分がどのような暮らしをしたいかをじっくり考える必要があります。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆