少食、不食が体に良いと聞くと栄養が足らないんじゃないかだとか、栄養学的にもおかしいと思われる方は多いかも知れません。ただ、色々調べていくと少食、不食こそがこの飽食の時代を生きる上で最も重要な事かもしれません。
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生活習慣病とか三大疾病とかなんで起こるのか
体の仕組みからいくとすべて血が悪くなると病気になりやすいです。体中に血は巡っていますし、栄養や酸素供給も血液がやってくれています。東洋医学では瘀血(おけつ)、要は汚い血のことですが、こうなると病気にかかりやすいとされています。
食べすぎたり飲みすぎたりすると胃や腸が頑張って働かないといけません。頑張って働くにはそれだけ血が必要なのです。ということは空腹を感じることなく食べ続けると胃や腸にばかり血が供給されて、他の部位への供給は少なくなってしまいます。いわゆる血行が悪くなるってやつですね。
血行が悪くなると排泄が悪くなって、排泄が悪くなると老廃物を出すこともままならなくなる・・・ということは体に悪いものが溜まっていく一方なので病気になるという構図です。非常にわかりやすいですね。
体の血をきれいに
朝昼晩食べるのは良いことですが、空腹になるということを加味しないと上記の様な瘀血状態になりやすいです。人によってライフスタイルは違うので全く同じにはできませんが、空腹にする時間を少しずつ増やしていくのが良いのかも知れません。
私は入社後数年でストレスから暴飲暴食して十数キロ太ってしまいましたが、生活習慣を改めて元の体重に戻っています。基本的に間食、アルコールを飲まないということを徹底して、夜遅く帰って来たらほとんど食べないようにしていました。そもそも遅く帰ってきたらお腹が空いていなかったのに無理に詰め込んでいたという事実があったので食べられる分だけ食べるようにしたら調子が良くなったというわけです。お酒もそこまで飲みたいわけではなく、大人になってなんとなく飲んでいたというのがわかったのでやめられました。
必要がないから食べない、飲まないなのであまり参考にはならないかもしれませんね。
無理のない少食から始める
食べたいし飲みたい人はどうすれば良いのかというと詳しく書いてあるのは『食べない健康法』(石原結實著)です。
現代人は夜遅くまで働きます。そのライフスタイルだと、夜食べた後すぐ寝るだけで、また朝起きて食べると空腹というものはありません。それなら、朝は食べないか黒砂糖入り紅茶や人参・りんごジュースなどで糖分や水分補給に努め、昼は麺類中心に食べすぎず、夜はアルコールや何でも食べても良い。というようなものに変えると非常に体調がよくなります。
間食しているなら飴一つだけなめるなどして糖分補給すれば空腹は自ずと収まるみたいですので間食からまずはなくしていくことが重要そうですね。
まとめ
西洋医学は病気の原因を取り除く原因療法が主流で、東洋医学は根本原因を治す対症療法のイメージです。病気にかかってからではなく、根本原因を発生させない体作りをして健康でいたいですよね。
そのためにはやはり体のことや心のことを知っておく必要がありますし、ライフスタイルの変化とともにどう影響するかも考えながら日々勉強していくほかありません。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆