4月末にベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)に新規投資を開始しました。
45株を57.07ドルで購入。同じ電気通信サービスのAT&T(T)もかなりの高利回りでしたが、今回はVZへ投資する事に決めました。
目次
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の概要
通信サービス業界で世界最大級の企業。
2000年にベル・アトランティックがGTEを買収し誕生。
4G LTEの先行と5Gの先行開始といった高速通信ネットワーク事業に強みがあります。
昨今はインターネット広告事業や通信事業インフラ等の買収や投資が盛んです。
これは主体とする通信の付加価値による恩恵を狙ってのことです。
2017年にはYahoo!を買収する事でインターネット事業においても盤石な体制を整えています。
主な投資指標
売上と利益

米国内の携帯電話普及率が100%近い為、売上については頭打ちですね。
今後はデジタルメディアや広告等の付加価値事業で売上を伸ばしていくのでしょう。
キャッシュフロー

キャッシュフローについてもまずまずといったところ。
通信事業だけあって投資CFは大きいですね。
方針的に今後も追加事業を展開する必要がある為、投資CFはかさんでいくでしょう。
それを補う売上、利益が出ると思いますが引き続き動向を見守りたいです。
EPS・DPS・配当性向

配当性向は60%付近とまだ増配余力は残しています。
DPS・増配率

毎年着実に増配されています。増配率は低下していますが、今後も増配していくと思われます。
配当月
配当月は2月、5月、8月、11月になります。
権利落ち日は配当月の前月で1月、4月、7月、10月です。
将来性
現在売上の71%が携帯電話サービスによるもので今後も携帯電話サービスを基盤として付加価値のある事業を拡大していくと考えられます。
今年2019年に5G開始がアナウンスされましたが、財務に影響を与えるのは21年以降に
なってからと思われます。
ただし、19年末までに米国30都市以上で5Gネットワークを開始する計画がある為、普及は早そうです。現時点で利用詳細について未発表なのが気になりますが。
売りにしている5Gは4G LTEの最大20倍の速度が出るとの事。
低遅延、人口密集値でも高パフォーマンスを維持できるといった通信の正当進化ともいえるでしょう。高パフォーマンスを活かした大量のIoTやリアルタイム配信等今までの情報通信社会が変革する事でしょう。
安定性は少なくとも市場の投資家たちからはTよりもあるとみられています。
配当利回りはVZが4.2%に対し、Tは6.6%と2%も違います。
一見Tの方がお得感が強く見えますが、これはTの負債を織り込んだ結果といえます。
VZが配当利回り2%上げるには現在の57ドルから39ドル付近まで株価が下がらないと達成できない事を考えればTには安定性が無いとされている証拠かと思います。
まとめ
ネットワークを強化する王道を行くVZとコンテンツ力を強化する革新派のT。
全体の負債を見るとVZに軍配が上がるが、負債を返済しきった将来のTも捨てきれません。
私はT株をすでに持っていた為、今回VZ株へ新規投資したわけですが、
挑戦しようとするT株ももっと買い増したい思いがあります。
VZは引き続き安定株として持ちつつ値下がりしたら買い増す予定です。
Tについても同様に持ちつつ20ドル半ば前まで落ちるなら購入します。
安定を求めたいですが、この投資に失敗してもまだやり直せる年齢と考えれば多少リスクのある方へも投資しておきたいのが人の性というものでしょう。
Tに関しての企業勉強結果についても別記事でまとめようかと考えている為、良ければそちらも参照ください。
粗削りな企業分析ですが少しずつ投資知識を増やしていき全体把握していくように勉強していきます。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆