金利で株式市場の騰落を予測するということ#2
金利について2回目です。
金利もサイクルで動く
景気を知るには長期金利をまず見ます。景気が良くなると長期金利が先に上がってあとから短期金利が追従していきます。逆もまた然りで景気が悪くなると長期金利が先に下がってから短期金利が追従するように下がります。
理論的にはあくまで短期金利はじっくり慎重に景気の善し悪しを見極めてから金利を上げるか下げるか決めるので今の米国で利下げの動きがあるというのは長期金利が下がりつつある予測でもあります。今の時点では長期金利が下がっている傾向にはないですが、2023~2025年にかけて明らかにある一定の金利(4.25%ほど)にサチュレートしつつあるため、間もなく長期金利が下がる可能性が高まっていると言えそうですね。
去年から利下げするかどうか様子見が続いていると思いますが、金融政策は1年くらい様子見が続くことが多く、長短金利の動きも1年程度のラグが生じると言えます。ということはあと半年ほどで長期金利が下落傾向になるとますます利下げする可能性が高まり、実際に利下げが始めると景気後退局面に突入したと判断できます。
長短金利差はどう見るか
長短金利差がプラス
長短金利差はその名の通り長期金利ー短期金利の差のことです。
まずはさっきのサイクルでも記載した通り金利が上がる方から見ていきましょう。
景気回復期に長期金利が上昇し始めますが短期金利は様子見君なのでまだ動かず長短金利差は拡大します。加熱期に差し掛かると短期金利がようやく利上げするため長短金利差が縮小し始めることになります。ここでようやく景気減速が観測されます。
景気減速期に差し掛かるとこちらもやはり長期金利が低下し始め、短期金利は様子見君を貫きます。その後、景気後退期になると後を追って短期金利が低下する動きになります。
ニュースなどで長短金利差が出てきてなにか言ってるなーと思ったら上記の長期金利と短期金利の動きと相関関係を見てみると今が景気のどこにいるかがある程度わかりますね。
長短金利差がマイナス
さっきは長短金利差がプラスのときでしたが、マイナスになることもあります。長期金利から先に利下げするということは短期金利が高いままのときに長短金利差がマイナスになります。マイナスということは短期金利も利下げする景気減速期が到来、または近づいているサインとも言えますね。
長短金利差がマイナスになる場合は景気減速期に突入しそうだ、ということを覚えておけば一発で理解できると思います。
まとめ
今回は前回に続きサイクルと金利の相関と長短金利差の動きについてどう見ていくか記載しました。#1から読んでくれている人は「あれ?社債はどう影響するの?」と思ってくれているかと思います。こっちもしっかり景気に影響するため更に#3として記事にしようかと考えてます。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆

