投資全般

確実性と不確実性を織り交ぜて投資する

投資を勉強すればするほどに語ることが少なくなってしまいます。ダニング=クルーガー効果とも言うのでしょうか。自分は理解したつもりでいましたが全然わかってなかったと実感しています。

余談でしたが、この世は様々な事象が複雑に絡み合っている為、一寸先は闇とも言われるように明日の出来事すら確実なものはありません。投資も同じです。今回は投資に関しての確実性と不確実性を考えていこうと思います。

目次

結論

確実性と不確実性を織り交ぜた投資をすることで負けない投資が可能だというのが一般的になってきました。そこで考えられる手法としてはαとβをそれぞれ2:8の割合で投資するのが最も効率的な考えになります。

投資戦略としてα(アルファ)を追い求めるかβ(ベータ)に沿っていくかの方針があります。αは単純に企業価値で市場全体の動きよりも更にアウトパフォームすることを目的とします。βは市場全体の動きに沿って平均値を目指すことです。

β戦略は確実性に則った投資戦略でαは不確実性に則った投資戦略として考えられます(細かく分けると細分化されすぎて分類できなさそうですが)。

確実性は過去の指標

確実なものは何か。それは過去の出来事です。たらればでは無いまがいのない結果が過去です。その過去も複雑に事象が絡み合って出来たものですから盲信しすぎるのもよくありません。

ただし、資本主義に囚われ始めてから人間の欲求は留まることを知りません。人間の際限ない欲求は市場株価を引き上げ続けます。もし、米国が欲求から開放されたとして、追従する中国やインド、アフリカは欲求がその時から無くなるでしょうか。それはないですよね。格差があればある程に人の欲求は留まることを知らないため、市場全体の価値も上がっていくことでしょう。これは確実性とも言えそうです(短期的な下落はあるにしても)。

不確実性はブラックスワン

不確実性を説いた書籍にブラックスワンがあります。黒い白鳥なんてものいるはずがないと思われていましたが発見されてしまったことで存在することが立証されてしまった出来事です。これをよく不確実性の象徴として例に挙げられることが多いです。

~なんて絶対にない、というのは絶対にありえないということです(某環境大臣のような構文ですが)。バタフライエフェクトという言葉もあるようにこの世は不安定で色んなものが複雑に絡み合って出来ています。なにかの拍子にそういった不確実性を体現する事象が発生してもおかしくないのです。

金融市場に関しても同じです。世界恐慌やらバブル崩壊、リーマンショックにコロナショックなどグローバル化が進むにつれて少しの出来事で一瞬にして崩壊する可能性を秘めています。

ちなみに書籍のブラック・スワンは小言3割、実証3割、ユーモア3割でなかなかの読みにくさになっていますが非常に面白い本なのでぜひとも読んでもらいたいですね。

リスク管理には確実性と不確実性を織り交ぜることが大事

殆どの場合は確実性であるため、それに則っておけば問題は無いです。しかし、万が一の不確実性が発生した際のリスクヘッジをしておくこともまた、非常に重要になってきます。

例えばグーグルでは社員に就労時間の20%は全く新しいことに着手するように義務付けられています。これは役員ですらその不確実性はわかっていないため、不確実性の発見のリスクヘッジのためにどれか一つでも当たれば企業が存続できるといった理由でこれを実践しているようです。

投資も同じようにβ戦略として8割はインデックス投資、もう2割までは仮想通貨やら個別企業、または今後伸びそうな企業への投資や全く新しい投資先へ資金投入することでリスクヘッジすることが重要になってきそうです。

まとめ

配当金を目的とした投資を継続していますが、これも確実性に則った手法の一つです。過去の実績から継続して配当金が得られることを考慮して投資しています。リスクヘッジとして仮想通貨や純金に数%投資しています。もう数%で何か別の投資先が無いか模索しているところです。日々の変化に乗り遅れないためには継続的な模索と勉強が必要ですね。

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