開発設計者の目線ですがいろんな仕事に当てはまることだと思います。
目次
結論
素早く仕事を捌くには素早いアウトプットによって修正を素早く実行し繰り返す事です。
結局のところ仕事は『慣れ』が一番ですが慣れるまでにはいろんな事に対してフットワークを軽く『早くやる』事が重要になります。
失敗する仕事の捌き方
2年ほど前まで私は頭でっかちでPDCAサイクルやうまい仕事の進め方の基礎理論は分かっていましたが慎重すぎる性格でした。
そのおかけで仕事で破滅していき軽い抑うつ状態まで陥る事になりました。
さて、まずは失敗する仕事の捌き方の例を見てみましょう。
実際に私がしていたやり方です。
どんな仕事でも最終的に報告して承認してもらうのが目的になります(経営目線とか会社目線とか大きな目線は必要ですが一旦おいておきます)。
基本に則る為、PDCAサイクルを回すことを考えます。
報告日までに何をすれば良いか計画を立ててやるべき事を明確化してから実施していきます。
報告日まで2週間としましょう。それまでにやらなければならない事を計画に落とし込む作業です。とは言うもののじっくり時間をかけすぎてなかなか次に進むことが出来ません。そこで2~3日無駄に過ごします(他の業務もありますから計画立案だけ仕事しているわけではないですが)。
ようやくそれらしい計画書になったので上司、先輩に見せに行きます。するとあれも足らないこれも足らない、計画が甘いなどと言われます。修正に2~3日かけます。
この時点で1週間終わりです。残り1週間で上司、先輩が心配してフォローが厳しくなります。
取り繕うように残り1週間でやることリストを作って他部署へ依頼、チームメンバーに依頼して2~3日でやってもらうように調整します。基本的に残りの期間で出来るわけがない為、報告資料には実施中、~までに完了予定と記載して終了です。
すべての業務がこうではありませんでしたが、概ねこんな感じでした。
その後はどうなるのでしょうか。少しだけ見てみましょう。
製品仕様が決まらず開発がどんどん遅れていって製造日程が圧縮されて後工程にしわ寄せがいってしまいます。
こうなるとバックアップ日もないですしミスが連発した場合、通常業務だと追いつきません。
自然と残業時間が増えていって休日出勤も増える負のスパイラルに陥ります。怖いですねー。
成功する仕事の捌き方
素早くアウトプットを出す
長々と失敗談を書きましたが、成功する仕事の捌き方はものすごく単純です。
計画、作業、資料作成など30分~1時間程度検討して作成したものを上司、先輩に見せて修正するサイクルを早めるだけです。
一人で考えても分かる事には限界があります。
将棋の格言にも『下手な考え休むに似たり』と考えすぎる意味の無さを表しています。
アウトプットを早くして修正を早くするだけで自然とスキルは身につき多くのことを学べます。
報告のある程度のストーリーや考察、想定問答は検討しないとだめですが浮かび上がってくる事だけ考えて早く先に進むことを考えた方が有意義な時間を過ごせます。
アウトプット後の上司、先輩への見せ方
アウトプットした後の見せ方も非常に大事です。
それは、どこまでわかっていてどんな事を考えて作ったか、自分なりのサクセスストーリーなどを上司、先輩に伝えることです。
自分の意見、感じた事をしっかり伝える、これがいわゆるコミュニケーション能力だと私は感じています。
自分がどうしたくてこの資料を作ったかを伝えることで上司、先輩に自分なりに考えていると思わせる事が大事です。
考えがズレていたら舵取りしてくれますし、間違っていたら方針転換してくれます。
新入社員のときにせっかく時間をかけてアウトプットしたものを突っぱねられた事もあって自分でなんとかしなきゃという気持ちがありました。
そうした考えによって自分をおいこみ余計にアウトプットが遅くなる→納期に間に合わないといった悪循環に陥り、収集がつかなくなって破滅していきます。
まとめ
分からないものはどんなに考えても分からない。見せに行っても色々小言を言われて嫌だと感じる事もありますが、そんな小さなプライドは捨てて『早くやる』事に専念しましょう。
そうすることでスキルアップが早くなりいろんな仕事が出来ます。
いろんなアウトプットを素早く出してフィードバックをもらいインプットする。
それを1日単位ではなく、数時間、数分単位で回す事が重要なんでしょうね。