セミリタイアをするには何はともあれ目標が大事です。今回は目標値からどれくらいでセミリタイアできるかを計画的に検討していきます。
必要配当金と必要投資額
必要年間配当金額の想定と算出
基本的には年間支出から必要金額を算出して必要な配当金がいくらなのかを決めていきます。前回以下の記事で2024年の年間支出から必要な金額を割り出しました。
ここから毎月18.6万円(年間223万円)の配当金を得ることを目標値としましたね。税引き後でこの金額を得られるのが理想ではありますが、ここはよく考えて目標値を設定したいところです。
前提にはなりますが下記の要素がセミリタイア後に想定されます。
1.海外株は配当金の半分となる
2.給与所得はゼロになる
まず、1の方ですが現在も配当金の半分程度が海外株からもらっているため、これがセミリタイア時にも適用される想定です。外国税額控除が使えると言っても10%の税率はほとんど返ってこないのが現状ですのでこの分は多めに換算必要と考えています。111万円程度海外株からの配当金想定とすると124万円くらいは税引前でも必要ですね。
次に2の方ですがさっき計算した1を考慮しつつ総合課税扱いで所得控除を受けると所得金額は161万円ちょいとなります。この所得税は5%なのでおよそ8万円かかる想定です。
この上記想定を考慮すると必要な税引前配当金額は243万円となります。
このブログの最初期に掲げていた月20万円目標と大差無いですね笑
必要配当金額を得るまでの毎年の目標値
最終目標値である税引前243万円がわかったところで次は毎年いくら積み上げていけばいいのかを計算します。これは非常に簡単ですね。
2024年がだいたい税引前100万円だったので2029年までを等間隔で割るだけです。そのグラフが下記になります。毎年28万円ちょいを配当金上乗せ必要となります。

これが遂行できるのか?という考えになりますが、2025年の目標である129万円は3月時点ですでにクリアしています。あとはどれだけ前倒しで配当金を積み上げられるかという点です。
28万円は税引前利回り4.5%としても620万円ほど必要となる換算なのでかなりハードルは高いです。
それでも毎年原資100万円はすでに配当金から再投資可能なので残り500万円ずつをどうやって稼ぐかが課題になります。
軍資金の出どころを考える
最後は500万円位をどうやって捻出するかを考えます。
幸い本業のお給料は少し上がってきているため、可処分所得は600万円程度となっています。去年は400万円くらい支出がありましたが冠婚葬祭費がかなり掛かって賞与から工面することがありました。今年はそうならないためにも貯金積立も忘れずにやる必要があります。
そのことを考慮すると300万円くらいは普通に出せそうです。残り200万円をどうするかですが、現在すでに税引前129万円と2025年の目標値は達成済のため少しゆとりができています。最終2029年に積立NISAの一部を売却したり値上がり益目的の株を売却したりを800万円準備できれば目標達成です。それ以外にも増配銘柄の増配をお祈りするかですか笑
合計数%の増配ができるだけでも非常に助かるのが配当金投資の強みなので意図せずかなりの増配をしてもらえると非常にラッキーといったところでしょうか。
何はともあれ2029年に暴落が来てダメそうなら追加で1~2年続ければ確実にセミリタイア達成ですね。市場に生き残り続けることができれば誰でも豊かになると考えるためなんとかしがみついて行ければと考えています。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆