企業分析

保有株の第2四半期決算を見よう【米国企業前編】

米国株も第2四半期決算時期になり続々と開示されてきています。日々の株価は全く当てにならない為、投資家として何を見るかは決算結果を見て状況把握する他ありません。

保有株の第2四半期決算の結果がどうだったか、何を考えたかをまとめておきます。後々見返すとその時の感情や考えがどうだったかわかり、今後の投資に役立つ可能性が高いです。

企業によっては本決算だったりしますが気にせずまとめていきます。

前提確認項目

基本的に見ているのは数字です。成長、または現状維持出来ているか確認するために大きく下記2つを確認事項としています。企業内の事業セグメントなども確認していますが一番経営状況について現れるのは以下の項目なので絶対に外せないですね。

・本業の売上や利益

・キャッシュ・フロー

企業毎の決算状況

今回はすでに開示されている5つの米国企業を見ていきます。各項目の説明は以下簡単に記載したので参照してもらえれば良いと思います。

売上収益:本業の売上を確認する。本業以外が大きくてもあまり伸びないため状況把握するにはもってこい。

営業利益:本業で稼いだ利益を表すためこれが伸びてたら本業は順調ということ。

当期純利益:これも伸びてたら順調

営業利益率:高ければ高いほど効率のいい経営ができている。

1株利益:これも高ければ1株あたりの利益が大きい為良い

営業CF:本業を行った結果、どれだけ手元にお金が残ったかの確認。

投資CF:フリーCFを求める上でも重要+設備やらどれだけかかっているか確認。

財務CF:キャッシュフローが問題ないか確認する上で必要。大きすぎたり変な数字になっていると要注意する。

フリーCF:配当金や新規事業投資、借入金返済のために必要。配当金が多くてもフリーCF多ければ多いほど安心できる。

AT&T(T)第2四半期決算

通信複業企業のAT&Tです。大きくまとめるとコロナ禍によって映画や携帯電話、有料テレビのような主力事業が芳しくなかった感じです。

項目 2019 2Q 2020 2Q 増減率
売上収益 44,957百万USD 40,950百万USD -8.9%
営業利益 7,500百万USD 3,532百万USD -52.9%
当期純利益 3,713百万USD 1,281百万USD -65.5%
営業利益率 16.7% 8.6% -48.3%
希薄化後1株利益 0.89USD 0.83USD -6.7%
営業CF 14,284百万USD 12,059百万USD -15.6%
投資CF -1,898百万USD -5,256百万USD 177%
財務CF -10,362百万USD 188百万USD -101.8%
フリーCF 12,386百万USD 6,803百万USD -45.1%

決算状況を見ても前年比で悪化しています。売上に対して利益が軒並み下がった為、フリーCFにも影響が出てきています。

まだまだ余力があるとはいえ、このままコロナ禍が続いてしまうと全く良くないです。タイム・ワーナー社の多額の負債を抱えている状況です。コロナの影響前に返済計画が出ましたが本当にそれに沿って経営できるかが怪しくなってきました。

こういったリスクを加味して市場株価は下落しています。今後も決算状況を確認しながら継続投資や買い増しを検討する必要がありますね。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)第2四半期決算

総合電話・通信会社のVZです。AT&Tと違い通信事業を本業としています。基本的には売上や利益は減っているもののコスト削減対策によって減少幅を小さく出来ていますね。

項目 2019 2Q 2020 2Q 増減率
売上収益 32,071百万USD 30,447百万USD -5.1%
営業利益 7,850百万USD 7,361百万USD -6.2%
当期純利益 4,074百万USD 4,839百万USD +18.8%
営業利益率 24.5% 24.2% -1.2%
希薄化後1株利益 0.95USD 1.13USD +18.9%
営業CF 15,836百万USD 23,552百万USD +48.7%
投資CF -8,589百万USD -12,124百万USD +41.2%
財務CF -8,043百万USD -6,232百万USD -22.5%
フリーCF 7,247百万USD 11,428百万USD +57.7%

愚直に通信事業を続けて現在もその方針を逸脱しない姿勢から安定感があります。5G関連銘柄ということもあり期待とリスクとで株価も安定しています。

引き続き同行には注意しないといけませんが今の所安心して持てる銘柄には違いありません。

アルトリアグループ(MO)第2四半期決算

米国内のタバコ事業のMOです。コロナ禍といいつつ安定しています。

項目 2019 2Q 2020 2Q 増減率
売上収益 6,619百万USD 6,367百万USD -3.8%
営業利益 2,717百万USD 2,796百万USD +2.9%
当期純利益 1,997百万USD 1,943百万USD -2.7%
営業利益率 41.1% 43.9% +7.0%
希薄化後1株利益 1.08USD 1.09USD +0.9%
営業CF **百万USD 4,946百万USD **%
投資CF **百万USD -63百万USD **%
財務CF **百万USD -2,149百万USD **%
フリーCF **百万USD 4,883百万USD **%

紙巻きたばこが主流でしたが徐々に売上規模が落ちています。その代わりに無煙たばこの売上がアップしています。大枠の決算結果としてはほとんど変化がありませんが、本業の主力製品の切り替わりが徐々に変化しています。

もう少しだけたばこの未来はあると思うので引き続きホールドしていくつもりです。

大麻関連の株式も保有しているMOですが、大麻は思った以上に経済的な堀がなく誰でも参入できる為、ブランド力が培われるまでもう少し時間が掛かりそうです。

マイクロソフト(MSFT)第4四半期本決算

ソフトウェアメーカーのマイクロソフトです。好決算なので何も言うことはありません。

項目 2019 2Q 2020 2Q 増減率
売上収益 125,843百万USD 143,015百万USD +13.6%
営業利益 42,959百万USD 52,959百万USD +23.3%
当期純利益 39,240百万USD 44,281百万USD +12.8%
営業利益率 34.1% 37.0% +8.5%
希薄化後1株利益 5.06USD 5.76USD +13.8%
営業CF 52,185百万USD 60,675百万USD +16.3%
投資CF -15,773百万USD -12,223百万USD -22.5%
財務CF -36,887 百万USD -46,031 百万USD +24.8%
フリーCF 36,412百万USD 48,452百万USD +33.1%

コロナ禍もあって利益アップが凄まじいですね。今後、製造業でもリモートワークが主流にできると更に伸びていく可能性があります。

IBM(IBM)第2四半期決算

IBMはあまり芳しくありません。いろいろな事業を多角化している為、安定といえば安定していますね。

項目 2019 2Q 2020 2Q 増減率
売上収益 19,161百万USD 18,123百万USD -5.4%
営業利益 2,386百万USD 2,073百万USD -13.1%
当期純利益 2,498百万USD 1,361百万USD -45.5%
営業利益率 12.5% 11.4% -8.1%
希薄化後1株利益 2.82USD 1.53USD -45.7%
営業CF 2,941百万USD 3,576百万USD +21.6%
投資CF 4,162百万USD -1,236百万USD **%
財務CF 21,031 百万USD -1,624 百万USD **%
フリーCF 7,103百万USD 2,340百万USD -67.1%

クラウド関連事業は売上が上がっているものの、規模がまだまだ他の部門よりも小さいことから収益アップにはつながっていません。

非常に優秀な特許を保有している為、市場へ活かせると良いですがなかなかうまくいきませんね。分野が全く違うのでなんとも言えませんが私も特許を出しますがノルマ達成の為に出すのがほとんどで使えるのはあんまり無いというのが苦しいところです。

IBMも研究開発費がかさみ利益率もあまり良くない状況です。今後も動向にはしっかりアンテナを張って見ていくほかはありません。

まとめ

コロナ真っ只中の米国ですが、それを感じさせない決算の企業があります(主にMSFT)。いろいろな分野へ分散投資していれば企業毎のリスクはゼロに近づけますので資産運用も安定します。

ただ、MSFTなどGAFAMに集中投資した方が今のところは市場平均に勝てるという意味ではうまく潮流に乗れる投資家が勝つのは当たり前なのかもしれません。

私はそんな能力やトレンドを知らない為、愚直に決算資料を読み込んで買い増し先やホールドするかを考えるほかありません。

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