画像はイメージです!定義を考えると全然ロボではないです。
一時期ロボ・アドバイザーという響きの真新しさに惹かれて、かつ自動でアセットアロケーションを決めてくれる為、WelthNaviを利用していました。
利用していてどのような層に向いているのかを記載していきます。
目次
ロボ・アドバイザーとは
そもそもロボの定義が以下のように決められています。
「自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能を持ち、各種の作業をプログラムにより実行でき、産業に使用される機械」
ロボ・アドバイザーはどちらかというと「各種の作業をプログラムにより実行でき」という部分が当てはまる為、ロボットというよりはコンピュータに近いです。
ロボ・アドバイザーは、インターネット上で投資診断や投資アドバイスを行ったり、運用を代行してくれる投資サービスです。
投資家に対して最適な資産配分や投資対象を「助言をするタイプ」と「助言と運用までするタイプ」に分かれます。私が利用していたのは後者で投資一任型とも言われますね。
今回は私が利用していた一任型をベースに話を進めていきます。
ロボ・アドバイザーのメリット
大きくは以下の3つになります。
・助言から運用まですべて任せられる(投資の助言と発注や運用、資産配分の変更)
・リバランスなど運用開始後のアフターフォロー
・コンピュータが処理を行うため、機械的に運用可能
放置プレイしてても勝手に運用してくれているのは投資信託と同じくありがたいところです。
ロボ・アドバイザーのデメリット
もちろんデメリットもあります。
・年間で預け資産の1%前後の手数料が必要
・投資商品の選択、売買など投資している実感がない
・NISA(少額投資非課税制度)が利用できない
手数料が高いのとNISAが利用出来ないのは非常に残念なところです。
私の運用結果(すべて売却済)
半年ほど続けましたがやはり手数料が高く感じたため、売却しています。
一時期は12%を超える利回りでしたがちょうど下がっている時期に売却しました。それでも7%は利回り出ていたため、非常に良い運用成績だったといえます。
12%のときの利回り時期は4月ごろですね。
米国の市場と同じような動きをしている為、’19年の年末まで持っておけば非常に利回りは大きかったと判断できますね。
代表的なロボ・アドバイザーの種類と比較
代表的なロボ・アドバイザーと手数料関連を見ていきましょう。
サービス名 | 手数料 | 運用対象商品 |
WelthNavi | 年率1.0%(税別)※1 | 海外ETF(VTI、VEA、VWO、AGG、TIP、GLD、IYR) |
THEO | 年率1.0%(税別)※2 | 海外ETF(VTV、VOE、VBR、VBK、LQD、IGSBなど30種類以上) |
マネラップ | 年1.0075%程度(税込・概算)※3 | 国内外ETF(様々) |
楽ラップ | 最大年率0.715% ※4 | 投資信託(長いのでこちらで確認) |
※1 預かり3,000万円まで長期割適用すれば最大0.90%、預かり3,000万円を超えると年率0.5%(税別)
※2 預かり3,000万円を超えると年率0.5%(税別)。預かり3,000万円までについては、運用開始から対象期間内の各月末までの入出金総額の平均に応じて、手数料が0.65%(税抜き)まで割引可能なTHEO Color Palette(テオ カラーパレット)あり。
※3 監査費用、ETFの売買委託手数料などは含まず。状況で、実質コストが1%を超えることがある。
※4 手数料は税込み、手数料は2つのコースを選択可能。上記は固定報酬型コース
マネラップと楽ラップはラップ口座なので実質的なロボ・アドバイザーはWelthNaviとTHEOくらいですかね。
フォリオやMSV LIFEといったものもあるみたいですが大きくは変わりません。
手数料による複利効果の影響度合い
以下の記事でも紹介しましたが手数料の違いは非常に大きいです。
積立1万円/月の運用でこれですから金額が大きくなると差はどんどん広がる一方かと思います。
どういう人にオススメ出来るか
数千万円を超えると手数料が割安になることから分散の手間も省けるため、毎月数十万円入金出来る、貯金がたんまりあるような順富裕層、富裕層、超富裕層にオススメ出来るかと思います。
超富裕層になってくると庶民では考えつかない投資をやってる可能性の方が高そうですが。。。
更に長期運用が前提ですので若い社長や若い高額所得者で投資に時間をかけたくない方にはおすすめできますね。
悲しいかなサラリーマンにはあまり向かないのがロボ・アドバイザーですが。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ロボ・アドバイザーについて私の運用成績も含めて紹介しました。もちろん、富裕層の方が手数料面では大きいですが、ある程度金額がある方でもその恩恵は十分に受けられると思います。
ただし、少し投資信託の知識を入れておけば低コストの投資信託の方が非常に効率的に運用が出来ることは間違いではないとわかるでしょう。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆