前置きとして歴史というものは結果から結果に至るまでの原因と過程を考察するものだと考えています。それに当てはめるとSARSやらリーマンショックやら発生した際に結果的に株価が急落して数年のうちに元の株価に戻る、更に上昇するといった傾向をあーだこーだと推測しているわけです。
世界経済が際限なく拡大するという保証はありませんが単純に一企業をみたときにはその企業の業績、戦略、強みによって株価が決まります。ということは今回のようなヘルスリスクやその企業の根幹を揺るがさないような経済危機でも自ずと株価は元に戻るのかと思います。
あれこれ情報に振り回されるのは良くないですが、現在の状況を記録しておくことは重要です。あとになった歴史になってからだと結果が見えている為、その時々に感じた思いや考えには至らない可能性が高いです。
よって今現在、世界的に株価が急落している状況の中で思うところを発信することは重要なことだと思います。
目次
コロナウイルスというもの(2020年2月末まで)
まずは事実から
コロナウイルスは2019年12月31日にWHO(世界保健機関)に報告。
2020年1月の感染者は41人(内死者数1人) まだ中国内のみでの感染
2020年1月20日にNHC(中国国家衛生健康委員会)が広東省でヒトからヒトに感染すると発表。
2020年1月31日の世界全体の感染者は9,826人(内死者数213人) 欧州米国アジア全土に感染拡大
2020年2月29日の世界全体の感染者は85,055人(内死者数2,906人)
そして私の感想
12月30日の武漢勤務医の李文亮さんの公文書流布から自体は大きく動いたと思います。関心が向いたからこそ 疑いの目が大きくなってようやくコロナウイルスがどういうものか深刻さが分かった気がします。
死者数は指数関数的に増えていますが感染者の数字はそうではないです。これは自覚症状がなかったり医療機関に行かない、行けない人がいるからでしょう。そうするとカウントされている感染者数よりも遥かに多い人が感染している可能性は高いです。
私は製造業勤めですから中国での現地調達部品を設計したりしています。部品が作れない為に出来ることをやっている感が強いです。個人的には納入先のカーメーカーが白旗を振ってくれると仕入先は助かると思うんですが。。。
感染力に対して国の動きがついていけていないのは心配ですがそれでも中国、日本、米国などの国は最大限頑張っていると思います。政府への批判をする前にまずは政府から発信された情報や対応をきちんと出来るようにすべきですね。
株式市場への影響
まずは日経平均から
SBI証券から抜粋しました。
ここ1週間での下落幅が大きいです。あっという間に半年前の日経平均まで落ち込みました。
10年スパンで見てみましょう。
いびつですが全体で見れば少しずつ上昇している感じですね。アウトブレイク同じと考えてはいけませんが2011年の東日本大震災で打撃を受けたにも関わらず10年ほどで2倍まで増えていますので(リーマンショックから立ち直ったとも言える)あまり心配ない気がします。
次にNYダウ
こちらもSBI証券から抜粋しました。
こちらも日経平均と同じく半年前の株価まで急落していますが2月最後には反発していますね。
基本的には地政学リスクやヘルスリスクといったものは株価に大きく影響するのがおかしな話ですので投資家やトレーダーの心理が恐怖のどん底になっている感じが高いです。
こっちも10年スパンで見てみましょう。
きれいに右肩上がりですね。ところどころガクッと落ちている箇所はありますがそれでも保有していれば右肩上がりで上昇している為、うまく資産を増やしていけるのでしょう。
結論
以上のことから私の結論は経済への影響は長くて数年程度なので今は地道に買い増し、積立し続けるしかないという事です。
もちろん日々の情報に一喜一憂したり感染しないかビクビクしたりして過ごすのは変わりないですが狼狽売りだけはしないようにしていきます。
幸い私の周りでの感染者はいません。私自身も元気な方なので免疫力だけ高めておいて感染しても自己回復出来るように努めるつもりです。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆