心と体

自分に合う哲学を探そう

哲学というと難しい印象がありますが、どちらかというと生き方、信じる道標と言い換えると自分にとって必要なことだと理解しますよね。

自分にとって一番しっくりくる哲学を探すことで自分の軸となる生き方にたどり着くことができます。愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶという言葉もありますが、自分の経験だけでなく、自分が疑問に思うことは過去の偉人、哲学者がすでに考えていることがほとんどですから、その知恵を分けてもらって同じ土台に早く立つことが重要です。

どこから手をつけたら良いか

哲学を学ぶにあたってどこから手をつけたら良いかわからないという人は多いでしょう。哲学書は一つのモノ・コトに関して論理的に立証していくため、結論と理由付けが非常に長いものになってしまっています。

そこで、一番親しみやすいのがローマ時代の手紙のやり取りや超訳などの書籍です。自分が何を望んで哲学を学ぶかというのがわかっている場合はそれに従ったら良いですが、何を読めばいいかわからないという人は『自分の頭で考えたい人のための15分間哲学教室』を読むのが一番です。様々な人の疑問について述べられているため、かなりわかりやすいです。

ある程度知りたい情報がわかっている場合

一番気になるところは人生や心についてだと思います。私もそうです。それであればセネカの『人生の短さについて』や『心の安定について』を読むことをおすすめします。セネカはストア派という徳を大事にして物事に感情的にならず冷静に対処することを教えてくれます。

時間がない場合は中澤務氏が翻訳した『人生の短さについて 他2篇』の中の解説だけでも読むことをおすすめします。時代背景からセネカという人物についてや各短編の解説までしっかりと書かれていますのでストア派の一片をすぐに読み取りたい方にはおすすめです。

まとめ

私自身の哲学としてはあまり感情的にならずに今を精一杯生きるために冷静に物事に対処していくというストア派の教えが非常にしっくりきます。全てが受け入れられるわけではありませんが、そこは一部のいいとこ取りをしたり他の学派も色々読んで見ていいとこ取りをしていき、自分という知識の塊に一つの軸を形成していくことが一人の人間として立派になるという成長だと考えます。

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