企業分析

アルトリアグループ(MO)への追加投資検討、安定したキャッシュフローの最大規模のタバコ企業

アルトリアグループ(MO)はすでに3月末と4月中旬に分けて60株投資しています。

たばこ銘柄は安定高配当株ですがそれに見合うリスクが付きまといます。

アルトリアグループ(MO)の概要

フィリップモリス(PM)の米国部門でしたが、たばこの訴訟リスクを分散させる為に2008年に分社化しました。

たばこが売上の9割を占めますが、ワイン事業も携わっています。

葉巻、無煙たばこに展開し、今後は電子たばこへシフトする計画。

主な投資指標

売上と利益

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非常に安定した売上になっています。

昨今のたばこ業界の縮小により規模は小さくなっていますが、たばこの値上げによって維持しています。

営業利益率は上昇傾向にあり、現在35%超えですので非常に効率の良い経営が出来ています。

キャッシュフロー

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キャッシュフローについても文句なしですね。

投資にかける必要が無い為、ほとんどフリーCFになっており潤沢なキャッシュを抱える事が出来ています。

EPS・DPS・配当性向

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配当性向は80%と高く潤沢なキャッシュを大いに株主へ還元しているといえます。

2016年と2017年が飛びぬけた利益を得ているのはアルトリアが2割ほど株式保有していたSABミラー社が買収された事が要因となります。

それを差し引けば利益推移に変化はほとんどありません。

DPS・増配率

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売上が変わらないのに9年連続増配実績を誇るアルトリアですが、

これはEPSが毎年増加していることによるものです。

配当性向80%ですがこの調子で連続増配記録を伸ばしてほしいところですね。

配当月

配当月は1月、4月、7月、10月になります。

権利落ち日は配当月の前月で12月、3月、6月、9月です。

将来性

米国では5人に1人が喫煙者ですが年々禁煙している人が増えています。

とはいえ去年のFDA調査結果では電子たばこの喫煙率が2017年から2018年の1年で78%急増するといった事態を受けて厳しい規制案を発表しました。

株価は大きく下落し直近でもFDAに少しでも動きがあるとそれに伴って株価が大きく動く次第です。

たばこ事業は縮小の一途をたどることは必然ですが、依然として安定売上、増配をするうちは問題ないと思います。

先進国では縮小傾向にありますが、そうでない国についてはまだまだ拡大時期かと思いますので米国以外を担当しているフィリップモリス(PM)に投資しておくのも手かと思います。

もう一つの将来性として昨年にカナダ大麻大手企業のクロノスグループへ投資していることもあり、マリファナ事業が今後の要になるかもしれません。

ただし、カナダでは合法化されていますが米国でそうなるか不明ですし、

事業投資結果が出るまで数年はかかりそうです。



まとめ

たばこ銘柄はまだまだ安定した売上を残せる余地と増配余地はがある為、引き続き買い増し候補として動向を見守ります。

50ドル付近まで下落すればかなりの高利回りですので買い増そうかと思っています。

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