企業分析

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の企業分析・ヘルスケア総合ビジネス

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の概要

JNJは1887年にジョンソン三兄弟が設立。初めて滅菌の概念を用いた製品を導入した企業です。

長い歴史の中でこれほど一般家庭にも医学的にも助力した企業はないと思います。

JNJといえばバンドエイドや今話題のベビーパウダー、コンタクトのアキュビューなど日常的に使用する商品がたくさんあります。

昨今話題になっているベビーパウダー訴訟はアスベストが少量含有している試験結果が検出されていたにもかかわらず報告していなかった事が問題視されています。

色んな意味で話題のJNJですが、歴史的に見ても貢献度が高い優良企業かと思います。

主な投資指標

売上と利益

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売上は横ばいで経常利益率も25%超えですので安定企業と言えます。

2017年の純利益の低さは税制改革によるもので一過性の産物です。

キャッシュフロー

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キャッシュフローも安定しています。

フリーCFが潤沢であり、ひとまず減配はないでしょう。

EPS・DPS・配当性向

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売上の項目でも記載しましたが、2017年は一過性の産物なのあまり気にしないです。

横ばいで安定しているといえます。

連続増配56年という驚異の増配年数ですが配当性向は2018年度で63%とまだまだ余力はあります。

DPS・増配率

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何も言う事はありません、安定して増配しています。

配当月

配当月は3月、6月、9月、12月になります。

権利落ち日は配当月の前月である2月、5月、8月、11月になります。

将来性

一般、医療機器、医療用医薬品などほぼすべてのヘルスケア事業に参入しており、

規模、売上共に安定しています。

リスクについてはamazonの参入とか米国内の国民皆保険制度への改革などでしょうか。ただ、すぐにどうこうというレベルではない為、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

訴訟リスクに関しては訴訟額は50~150億ドルとされており、JNJにとって払えない額ではありません。

ただ、アスベストが混入している事実を隠していたことが事実であれば将来の信頼に関わってくる為、今後も注視していく必要がありますね。

ちなみにアスベストは髪の毛の5000分の1というものすごく細い繊維でできており、

肺の奥に突き刺さった刺激によって中皮腫(ちゅうひしゅ)と呼ばれる特殊ながんになります。

しかも潜伏期間が数十年と長い為、日本でもその危険性が認知されるまで長い時間を要しました。

まとめ

連続増配56年の実績があり、慣れ親しんだブランドでもあります。

訴訟リスクやamazon参入リスクなどはありますが安定した企業といえます。

この銘柄だけではなくどの企業も同じですが日常的に情報にアンテナを張り、数か月に1回はしっかり分析をする事が大事かと思います。

日常的な情報受信と定期的な分析は見落としていたものや足りなかったものがわかる可能性があり、将来保有するに値するか非常に重要な判断が可能となります。

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