リスクは誰でも侵したくないのが人の性というものです。
ただ、投資をする為に市場に参入する以上嫌でもリスクと向き合う必要があります。
リスクに対して前もって考えるべき事を記載しました。
目次
結論
リスクを最小限に抑えるといっても最初の内は何が最小なのか程度がわからないと思います。
前もって備えるならば、
不況に耐えられる企業か分析し、市場のサイクルがどの位置なのか把握し、追加の余剰資金を準備できる立場にあるか
という以上の3つを守る事がリスクに対応する上で重要な事だと思います。
1.その企業が長期投資を続けても大丈夫か分析
投資対象の企業経営に問題が無いかを確認します。
ファンダメンタルズ分析と呼ばれるもので企業の妥当性を数値で把握します。
出来れば今後の計画まで見ておくと将来も成長していくのか、衰退するのかの判断材料になります。ただし、あくまで判断するのは投資家自身という事を念頭に置いておく必要があります。
2.市場のサイクルを理解する
歴史的に見ても市場は一定のサイクルを繰り返しています。
サイクルを理解する事で今の市場の立ち位置がどこなのか理解する事が出来ます。
今の立ち位置を理解しておくだけでも次に起こりうる事象がある程度想像できますのでそろそろ株価暴落かな?などと考えが持てるわけです。
【正のサイクル】
経済が好景気に突入⇒悪い材料がほとんどなく、投資に対してリスクが低下したように見える⇒リスク回避しなくなる⇒金融機関が事業の拡大を図る⇒金融機関の競争により金利引き下げ
上記が行き過ぎると以下の負のサイクルへ。
【負のサイクル】
金融機関が融資に値しない借り手に資金提供⇒資金回収が出来なくなる⇒融資の消極化⇒リスク回避志向が高まる⇒金利引き上げに伴い資本規模が縮小⇒企業の資金不足⇒デフォルト、倒産⇒景気後退
上記が行き過ぎるとまた正のサイクルへ入る。
サイクルや人の感情が市場に及ぼす影響はハワード・マークス著『投資で一番大切な20の教え』に詳しく、わかりやすく記載されている為、参考にしました。
何回読み直しても毎回気づきが増える良い本ですのでオススメです。
3.追加資金を用意できるか
市場が一定のサイクルで動くことは明白ですので来る負のサイクルで軍資金をいかに用意しておけるかが投資家として明暗を分けます。
会社員が投資で有利と説かれているのは給料が定期的に支払われる為、いつでも追加資金を捻出する事が出来る点です。
そうでなくても少しずつ純金に積立てをしておき、不景気時に売って追加資金を得る準備をする事が出来ます。
いずれにしても景気後退時期にいかに資金を投資へ回すかがより良いパフォーマンスを維持するうえで重要な事だと考えています。
まとめ
セミリタイアまでの期間は定期的な収入が得られる為、どんどん投資へ回して配当金を受け取る方がよさそうです。
直近でセミリタイアの予定はありませんが、セミリタイア後は定期的な収入が得られない為、今のうちに純金等の不景気に備えられるところへ分散投資しておくのもいいかもしれません。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆