節約

節約による投資利回り換算によって重要性を再認識する

信用取引にしろインカムゲインにしろキャピタルゲインにしろどんな投資でも投資資金が無ければ投資を始めることはできません(例外はありますが)。

投資資金を捻出するには3つのやり方がありますが、3番目は諸刃の剣なので投資の勉強をした人ならばすぐに飛びつく人はいないでしょう。

1.収入を増やす

2.支出を減らす

3.どこからかお金を借りる

王道の1か2を選ぶかどちらも組み合わせる事が想定されます。

1の収入を増やすのは転職や副業による自己資本を市場に労働力としてより効率よく売る為すぐに劇的な上昇は見込めません。2の支出を減らす事に関しては毎月の支出を見直して必要有無をしっかり吟味すると意外とすぐに結果を出せる事になります。

ここまで前置きですがポイントは以下の式に集約されています。

資産形成=(収入ー支出)+資産✕運用利回り

目次

結論

最初にすることは収入増加ではなく支出削減

理由は以下のツイートに集約されています。

 

節約額を投資利回りに換算してみる

節約のメリットを投資の利回りに置き換えるとどれだけ投資したかわかると思います。工学とはいえ理系の端くれですので数字遊びと数字分析は大好きなのです。

例えばスマホ通信費を安価SIMに変えたり保険を見直して毎月10,000円削減できたとします。毎月の固定費削減のインパクトは非常に大きいですからね。

10.000円✕12ヶ月=12万円/年の節約

これは毎年12万円手元に残るお金が増えたということです。

この12万円を投資で得ようとするとどれだけ投資しなければならないかという計算をします。20~30年の長期投資ならば平均利回りは最大7%前後と言われていますが配当金によるインカムゲインで考えると3.5%(税引き後で更にある程度リスクヘッジしている前提)が関の山かと思います。

よって12万円÷3.5%=342.8…円

1年でおよそ342、3万円の投資が必要となります。これを可能にできるのはどんな人かというと大体毎月28、9万円を投資資金として入金できる人が当てはまります。20~30代の労働者ならわかるかと思いますが1ヶ月の給料分くらい入金する必要がありますね!できるかーっ!と叫びたくなります。

利回りが増えると投資額は少なくなりますが最大の7%としても171万円/年程度必要です。

節約額に応じた換算によって自分がどういう立ち位置になったかフィードバックしてみる

計算方法もわかったところで節約額に応じて投資換算してみます。

月の節約額 1年の節約額 利回り3.5%時の投資入金額 利回り7%時の投資入金額
5,000円 6万円 171万円 85万円
1万円 12万円 342万円 171万円
1.5万円 18万円 514万円 257万円
2万円 24万円 685万円 343万円
3万円 36万円 1,028万円 514万円
8万円 96万円 2,743万円 1,371万円

いきなりとんで8万円計算したのはなぜかというと2年前と1年前の私の支出を比べてどれだけ節約するようになったかを試算したからです。今の感覚で8万円も無駄に支出していたと考えるとびっくりしますね。当然その分投資額も膨れ上がる結果となります。。。

逆に考えると毎月8万円の再投資が出来ているからこそ今の配当金を受け取れるような入金投資が出来たとも言えますので結果は数字として現れてくることがわかりますね。

節約の対象

こうやって数字を眺めてくると節約できる箇所はないかなーって思う方が多いかと思います。私も更に支出の最小化を目指したいですが削りすぎて無理をすると幸福ではなくなる為、ある程度節約したらそれ以上は下げられないと思います。

そこで簡単に見直しが出来てなおかつ毎月の節約のインパクトが大きいものを以下に挙げておきます。これをするだけでまとまった支出を減らすことが出来てかなり効果を得られるかと思います。

固定費

・通信費:格安SIM化、ケーブルテレビなど使わないもの解約

・保険:生命保険や自動車保険のプラン見直し

・家賃:1段階生活レベルを落としていいかなど

変動費

・嗜好品:タバコ、お菓子、お酒、ジュースなど

毎日ジュース1本120円でも営業日20日でも水筒持ち込みで2,400円の削減。

・交際費:飲み会(1次会のみに限定するなど)

・昼食のお弁当化:1週間分作り溜めなど

思い当たる節はあるかと思います。お弁当や水筒にすると自分でやってみると案外試行錯誤して趣味につながったり逆に生活のレベルが上がる可能性もあります。私も4月からの人事異動でお弁当を作るようになって生活レベルが上がりました。

大事なのは継続できる節約をすること

一番重要なことは我慢して節約しないことです。我慢すると爆発したときの反動が大きいです。じゃあ我慢しないようにするにはどうしたら良いか?それは人生の最終目標地点や中間目標地点をしっかり持っているかで変わってきます。

人はなりたいものに近づいていく生き物です。どんな理想でも心の底から想う気持ちがあるとそれに向かって走るようになります。精神論かもしれませんが、最終的には自身の精神、脳みそが理想に騙されて動くのが自然の摂理というものです。

最初は脳みそが騙されているだけかもしれませんが、色々と試行錯誤しているうちにそれが本当になって自分の行動や言葉が修正されていきます。

私のような数字分析が大好きマンだと以下の記事のような数字による分析で脳みそが騙されます。

感覚で行動するならまずは心地よいと思うギリギリの生活レベルがどこか推し量るところから始めるのが良いと思います。少しずつ生活レベルを落としてみてここまでならOKこれ以上節約するとイライラや不安感が大きくなるなど感情に訴えかけてみるのが良いですね。

まとめ

節約出来なかった過去はなぜ出来なかったのか考えるとその必要性を感じなかったというのが一番の原因でした。目標を考えるにあたり色々調べたり本を読んだりして自分の想いを固めていった結果、どこまで節約できるか推し量る事が出来ました。

節約に対する投資利回りの換算によって収入の増加が期待できなくても数千円の節約でもかなりの投資をしたという結果に繋がります。節約の効果は即効性があるとともに絶大だということを理解できたかと思います。

ただ、この絶大な効果も最終目標があってこそのものです。人は安定志向であり怠惰です。最も心地よかった元の鞘に収まる可能性があります。定期的に目標地点の観測や自分の想いをじっくり考える時間を設ける事が重要なことかと思います。

心と身体、そして自己経済は三位一体と言っても過言ではありません。

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