新型コロナウイルスによる経済危機以前に量的金融緩和や膨大な紙幣印刷の方が恐ろしいです。悲観論は突き詰めると破滅ですが一度考えてみるのも大事なことです。
紙幣を印刷しまくれば金融危機を防げる?
時と場合に依りますが1971年に米国の金本位制度撤廃によって完全に紙幣が独り歩きし始めた頃からは貨幣価値というのは際限がなくなってしまいました。
全世界的に紙幣を同じだけ印刷しまくれば全体的にインフレが発生して貨幣価値が全体的に下落するので金融危機なんて起こらない可能性が高いです。
ただ、先進国のみ印刷しまくるとお金が余ってしまうことが多くてこれが一番怖いところです。
お金のあまりが破滅を呼ぶ
余ったお金の行き先は株式やら不動産やらの資産価値あるところに流れ込みますが、優良資産はすでに価値が高すぎて手を出せない場合がありますが、優良ではない資産ならば安く買えるため、実際の価値に対してお金が流れ込みやすいです。
となると実体経済との大きな乖離がわかった途端に避難する投資家があとを絶たずに大暴落→つられて優良資産も大暴落→金融危機、バブル崩壊といった流れになります。
そんなコトわかってるならみんな優良資産ばっかりに投資するはず!と考えるかもしれませんがオランダのチューリップ・バブルから何度も同じことを繰り返していることを考慮するとバブル要素はいつ大暴落が起きるかわかないのと乗り遅れの恐怖やインフレについていけないという要素が噛み合ってしまい何度も発生するんだと思います。
人の欲望は400年前からそれ以前からまーったく変わってないので仕方ないことですね。
まとめ
お金余りは言われていますが乗り遅れやら現金にしておかない理由を考慮すると逃げられない罠と同じですね。手がちょうど入るくらいの穴の空いた箱に手のひらくらいの餌が入っていて全部を手で取ろうと握ると穴から出せないというような古典的な罠です。
餌を取らなければ飢えて死んでしまうが取ろうとしても手が抜けずに死んでしまう。ただ、逃げ道は餌を小さくちぎってあとは捨てるといった非常に難しいことをしなければならないのでどんなことが起きても冷静に俯瞰して物事を見れるように日々勉強や情報収集をして置かなければいけませんね。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆