26.3月期の本決算発表が続いています。

今回の決算シーズンでは、僕の保有株の中でも

  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • INPEX
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • 三菱HCキャピタル

の決算がかなり印象的でした。

特に今回は、

  • 銀行株の利益成長
  • 増配
  • 自社株買い
  • 高水準還元

が目立っており、日本の金利環境変化が企業収益に大きな影響を与え始めていることを強く感じます。

一方で、INPEXのような資源株は市況影響が大きく、利益変動の大きさも改めて意識させられる決算でした。

今回改めて感じたのは、高配当投資で重要なのは単純な利回りではなく、

  • 利益を出し続けられるか
  • 景気悪化でも耐えられるか
  • 増配を継続できるか

という企業体力だということです。

今回は、保有株4銘柄の26.3月期決算について、

  • 純利益
  • 増配内容
  • 業績の印象
  • 今後の注目点

を整理しながら、改めて長期保有したい理由をまとめます。

高配当株をどう選んでいるかについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。

高配当株の選び方|利回りだけで失敗しない5つの判断基準と実践手順高配当株で失敗しない方法を解説。利回りに頼らず銘柄を選ぶ判断基準と買い時の考え方を公開。感覚ではなくルールで投資したい人向けの実践的ガイド。...

また、配当投資全体の考え方については、以下の記事で整理しています。

配当投資まとめ|初心者から配当生活までの完全ロードマップ配当投資に興味はあるものの、「何から始めればいいのか分からない」「どの銘柄を選べばいいのか迷う」と感じている人は多いのではないでしょうか...

今回の保有株決算で感じたこと|金利ある世界の恩恵が大きい

今回の決算を見ていて最も印象的だったのは、金利ある世界への変化です。

特に、三井住友フィナンシャルグループと三菱UFJフィナンシャル・グループは、国内金利上昇による利ざや改善がかなり追い風になっていました。

実際、

  • 三井住友FG:122円 → 157円
  • 三菱UFJ FG:64円 → 86円

と、増配幅もかなり大きく、銀行株の収益力が以前とは別物になってきている印象があります。以前の日本は長期低金利環境が続いていましたが、現在は銀行にとって追い風となる局面に変化しつつあります。

また、三菱HCキャピタル のようなリース株も、安定利益、事業分散、連続増配が非常に魅力的でした。派手さはありませんが、長く持ち続けやすい高配当株という安心感があります。

一方で、INPEX は、高配当とキャッシュ創出力の強さが魅力である反面、やはり資源価格の影響を大きく受けます。

今回の決算でも、原油価格、LNG市況、地政学リスクによって利益変動がかなり大きいことを改めて感じました。

今回の決算全体を通して感じたのは、単純な高利回りよりも、不況耐性、キャッシュフロー、利益の安定性、増配継続力を重視する重要性です。最近は日本企業全体で株主還元強化がかなり進んでいます。

だからこそ、増配に浮かれすぎず、今後も持ち続けられる企業かを冷静に見ていきたいと思っています。

保有株の決算まとめ

三井住友FG

  • 純利益:1兆5,830億円(前期比+34.4%)
  • 年間配当:122円 → 157円(+35円)
  • 業績内容:
    • 法人向けビジネスが好調
    • 資産運用関連収益が拡大
    • 国内金利上昇で預貸利ざや改善
    • 過去最高益を更新
  • 来期見通し:
    • 純利益1兆7,000億円予想
    • 高水準利益継続見込み
    • 株主還元強化継続期待
  • 今後の注目点:
    • 日銀の利上げ動向
    • 与信費用の増加リスク
    • 海外景気減速
    • 自社株買い継続

今回の決算では、金利ある世界が銀行株にかなり追い風になっていると改めて感じました。

特に、利ざや改善、法人収益、資産運用が揃って強く、メガバンクの収益構造が以前よりかなり安定してきている印象があります。

今回の決算では、国内金利上昇による恩恵がかなり大きく、金利ある世界への変化を強く感じました。

金利上昇局面で強い高配当株については、こちらでも詳しくまとめています。

金利上昇で強い高配当株は?金融・インフラ銘柄の最適ポートフォリオと戦略2026年の投資環境は、これまでの低金利前提の相場とは明確に変わり始めています。長く続いた金融緩和の時代が終わり、日本でも金利上昇が現実...

INPEX

  • 純利益:1,094億円(前期比▲13.4%)
  • 年間配当:100円 → 108円(+8円)
  • 業績内容:
    • 原油・天然ガス価格は高水準維持
    • 一方で資源価格ピークアウト影響
    • LNG事業は安定収益
    • 高水準キャッシュフロー継続
  • 来期見通し:
    • 資源価格前提で減益慎重予想
    • 高配当維持方針
    • 自社株買い継続期待
  • 今後の注目点:
    • 原油価格
    • 中東情勢
    • LNG需要拡大
    • 円高リスク

資源株らしく、市況影響はかなり大きいと感じます。

ただ、その中でも高配当、強いキャッシュ創出力、株主還元姿勢は非常に魅力的で、景気循環を理解した上で持つ銘柄だと思っています。

NPEXのような資源株は、高配当の魅力がある一方で、市況による利益変動もかなり大きいです。そのため、単純な利回りだけで判断しないことが重要だと思っています。

高配当株の安全な利回り水準については、こちらでもまとめています。

配当利回りは何%が安全?5%は危険?目安と失敗しない高配当株の選び方配当投資を始めると、まず気になるのが「配当利回りは何%が適切なのか」という問題です。高配当株ランキングを見ると5%や6%といった魅力的な...

三菱UFJフィナンシャル・グループ

  • 純利益:2兆4272億円(前期比+30.3%)
  • 年間配当:64円 → 86円(+22円)
  • 業績内容:
    • 国内金利上昇が追い風
    • 海外事業も堅調
    • 資産運用・法人収益が拡大
    • 過去最高益更新
  • 来期見通し:
    • 高水準利益継続見込み
    • 増配・自社株買い期待
  • 今後の注目点:
    • 米国金利
    • 日銀政策
    • 海外クレジットリスク
    • ROE改善

今回の決算では、世界規模の銀行としての強さをかなり感じました。

国内金利正常化だけではなく、海外収益、法人金融、資産運用など、利益源泉がかなり分散されている点は大きな強みだと思っています。

三菱HCキャピタル

  • 純利益:1,622億円(前期比+20%)
  • 年間配当:40円 → 46円(+6円)
  • 業績内容:
    • 航空・物流・海外事業が堅調
    • リース資産積み上がり
    • インフラ・環境分野も拡大
    • 安定利益を維持
  • 来期見通し:
    • 増益継続予想
    • 連続増配継続期待
  • 今後の注目点:
    • 金利上昇影響
    • 海外景気
    • 航空リース市況
    • インフラ投資拡大

今回の決算は、地味に強い大型増配株という印象でした。

派手な成長株ではありませんが、事業分散、安定利益、長期増配のバランスがかなり良く、長期保有向きの銘柄だと感じています。

まとめ|増配を続けられる企業を重視したい

今回の26.3月期決算では、保有株全体としてかなり力強い内容が目立ちました。

特に、三井住友フィナンシャルグループと三菱UFJフィナンシャル・グループは、金利ある世界への変化が大きな追い風になっており、銀行株の収益構造が以前よりかなり改善していると感じます。

増配幅も大きく、利ざや改善、法人収益、資産運用など、多方面で利益成長が見られた点は非常に印象的でした。

また、三菱HCキャピタル のように、派手さはなくても安定利益、事業分散、連続増配を積み重ねる企業には、長期保有の安心感があります。

一方で、INPEX は、高配当と強いキャッシュ創出力が魅力である反面、やはり資源価格や地政学の影響を大きく受ける銘柄だと改めて感じました。

今回の決算でも改めて感じたのは、高配当投資では継続できる企業を選ぶ重要性です。

配当投資は短期で大きく稼ぐというより、

  • 配当を積み上げる
  • 増配を重ねる
  • 長期で資産形成する

ことが本質だと思っています。

僕自身の配当実績については、こちらでまとめています。

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