26.3月期の本決算発表が続いています。

今回の決算シーズンでは、僕の保有株でも増配発表が相次ぎました。

特に、

  • ソフトバンク
  • オリックス
  • 三菱重工業
  • 花王
  • KDDI

などは、利益成長と株主還元強化の両方が目立つ内容でした。

今回改めて感じたのは、日本企業全体で株主をかなり意識する流れが強くなっていることです。

単純な増配だけでなく、

  • 累進配当
  • 自社株買い
  • 配当性向引き上げ

などを組み合わせる企業も増えており、高配当投資家には追い風の決算シーズンになっています。

一方で、すべての企業が同じ強さではありません。

例えば、

  • 三菱重工は防衛需要による成長期待
  • 花王はディフェンシブ性
  • ソフトバンクは高配当と負債リスク
  • オリックスは事業分散
  • KDDIは通信+経済圏

と、それぞれ強みもリスクもかなり異なります。

だからこそ、利回りだけではなく、利益の安定性、キャッシュ創出力、今後も増配できる体力を改めて確認する重要性を感じています。

今回は、保有株5銘柄の26.3月期決算を整理しながら、今後も長期保有したい理由と気を付けたいポイントをまとめます。

配当投資のメリデメなどの基礎を確認したい方はこちら。

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今回の保有株決算で感じたこと|増配できる企業の強さが際立っている

今回の決算シーズンを見ていて強く感じたのは、増配を継続できる企業の強さです。

実際、今回取り上げる保有株でも、

ソフトバンク:8.6円 → 8.8円
オリックス:120.01円 → 156.10円
三菱重工:23円 → 25円
花王:154円 → 156円
KDDI:145円 → 160円

と、幅は違っても増配が続いています。

特に印象的だったのは、単純に利益が増えた企業だけではなく、将来を見据えて還元を継続している企業がかなり増えていることです。

例えば、KDDIや花王は、急成長株ではありません。

それでも、安定利益、強いキャッシュフロー、長期増配姿勢によって、持ち続けやすい企業としての魅力を感じます。

一方で、三菱重工業 のように、防衛関連需要によって急成長している企業は、期待値の高さも同時に意識する必要があると思っています。

また、ソフトバンク のような高配当株は魅力的ですが、負債、金利環境、通信競争なども継続して確認が必要です。

今回の決算全体を通して感じたのは、高配当だから買うではなく、利益を出し続けられるか、景気悪化でも耐えられるか、何年も増配できるかを重視する重要性でした。

特に最近は、日本企業全体で株主還元強化の流れがかなり強くなっています。

だからこそ、相場全体が強気の時ほど、本当に持ち続けられる企業かを冷静に見ていきたいと思っています。

保有株の決算まとめ

ソフトバンク(9434)

  • 純利益:5,507億円(前期比+4.7%)
  • 年間配当:8.6円 → 8.8円(+0.2円)
  • 業績内容:
    • 売上高:7兆386億円(+3.4%)
    • 通信事業は安定推移
    • 法人DX・クラウド需要が拡大
    • PayPay経済圏が成長継続
  • 来期見通し:
    • 増収増益予想
    • 累進配当に近い還元方針継続
    • 安定配当重視
  • 今後の注目点:
    • PayPay収益化
    • AI関連投資
    • 金利上昇時の有利子負債負担
    • 通信料金競争

高配当株としての安定感はかなり強いと感じる決算でした。

一方で、巨額投資、負債規模、金利環境の影響は受けやすいため、高配当だから安心と考えすぎない姿勢も重要だと思っています。

オリックス

  • 純利益:6914億円(前期比+43.9%)
  • 年間配当:120.01円 → 156.1円(+36.09円)
  • 業績内容:
    • 売上収益:3兆3308億円(+15.9%)
    • 不動産、事業投資、環境エネルギーが堅調
    • 空港・インバウンド関連も回復
    • 非資源型の利益構成が強み
  • 来期見通し:
    • 高水準利益を維持見込み
    • 累進配当方針継続
    • 自社株買い継続期待
  • 今後の注目点:
    • 金利上昇局面での収益性
    • 不動産市況
    • 再生可能エネルギー事業
    • 海外事業拡大

今回の決算では、事業分散の強さをかなり感じました。

以前は株主優待銘柄としての印象も強かったですが、現在は利益成長、増配、自社株買いを含めた総合還元力で評価される企業になっていると思っています。

三菱重工業

  • 純利益:3321億円(前期比+35.3%)
  • 年間配当:23円 → 25円(+2円)
  • 業績内容:
    • 売上収益:4兆9741億円(+14.1%)
    • 防衛事業が大幅成長
    • ガスタービン・航空エンジンも好調
    • エネルギー関連受注が拡大
  • 来期見通し:
    • 増収増益継続予想
    • 防衛・エネルギー需要が追い風
    • 利益成長継続期待
  • 今後の注目点:
    • 防衛関連予算拡大
    • 原発・脱炭素関連
    • 水素・アンモニア事業
    • 受注残高の積み上がり

今回の決算はかなり強い内容でした。

特に、防衛、エネルギー、インフラという国策に近い分野が追い風になっており、以前とは企業の評価が大きく変わってきている印象があります。

一方で、株価上昇スピードもかなり速いため、好業績=絶対安全とは考えすぎないようにしたいとも感じています。

花王

  • 純利益:309億円(前期比+35.7%)
  • 年間配当:154円 → 156円(+2円)
  • 業績内容:
    • 売上高:4132億円(+6%)
    • 値上げ効果が利益改善に寄与
    • 化粧品・ハイジーン事業が回復
    • 構造改革効果も徐々に表面化
  • 来期見通し:
    • 増収増益継続予想
    • 連続増配維持方針
    • 利益率改善を重視
  • 今後の注目点:
    • 中国需要回復
    • 原材料価格
    • 化粧品事業の収益性
    • 構造改革の進捗

今回の決算では、ディフェンシブ株の底力を改めて感じました。

急成長するタイプではありませんが、生活必需品、強いブランド力、連続増配という安定感は非常に魅力だと思っています。特に、不況局面でも比較的利益が崩れにくい点は、配当投資との相性がかなり良いと感じます。

KDDI

  • 純利益:7071億円(前期比+7.9%)
  • 年間配当:145円 → 160円(+15円)
  • 業績内容:
    • 売上高:6兆719億円(+4.1%)
    • 通信収益は安定成長
    • 金融・DX・ローソン連携が拡大
    • ARPU改善も寄与
  • 来期見通し:
    • 増収増益継続予想
    • 24期連続増配を目指す方針
    • 非通信事業強化継続
  • 今後の注目点:
    • ローソンとのシナジー
    • 金融経済圏拡大
    • AI・データセンター需要
    • 通信料金競争

今回の決算は、かなりバランスの良い通信株という印象でした。

単なる通信会社ではなく、金融、小売、DX、経済圏まで広げている点は強みだと思っています。また、連続増配、安定利益、高いキャッシュ創出力を兼ね備えており、長期保有との相性はかなり良いと感じています。

通信事業の安定感は非常に強いですが、不祥事対応は今後も確認したいです。

まとめ|増配できる企業を長く持ち続けたい

今回の26.3月期決算では、保有株全体としてかなり力強い内容が目立ちました。

特に、

  • オリックス
  • KDDI
  • 花王

などは、安定利益、強いキャッシュフロー、継続的な増配が非常に印象的でした。

また、三菱重工業 は、防衛やエネルギー需要を背景に成長性の強さが際立っており、以前とは市場の見られ方がかなり変わってきていると感じます。

一方で、ソフトバンク のように、高配当で魅力的な企業でも、金利、負債、競争環境など、継続して確認すべきポイントはあります。

今回改めて感じたのは、高配当投資で本当に重要なのは、今の利回りより、何年も利益と配当を維持できるかという点です。

最近は日本企業全体で株主還元強化の流れがかなり強くなっています。

ただ、相場が強い時ほどリスク意識は薄れやすいものです。

僕自身も、利回りや増配率だけではなく、財務、事業の安定性、キャッシュ創出力を改めて確認しながら、安心して長期保有できる企業を増やしていきたいと思っています。

増配だけではなく、長期で持ち続けられる企業を重視している考え方はこちらです。

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