金融資産や筋肉、知識などと同じく健康な歯を維持しようと考えると定期的なメンテナンスだけでなく、先行投資も必要になってきます。
以下の記事で歯のメンテナンスが大事としてきましたが、年に数回歯医者に行って歯石除去するだけでは不十分ということがわかりました。
今回はそんな経験談を交えて紹介しようと思います。
むし歯に対する意識
大半の人は子どものころにむし歯にかかります。子供の頃に治した詰め物の隙間からむし歯が再発していき再治療になり、最悪の場合は神経から抜かなければならないほどむし歯が大きくなるイメージです。
その結末は抜歯してインプラントまたは入れ歯になって身も心も老人になるというのがよくあるものです。
むし歯になったら治療する。これは当たり前です。放置していればむし歯が広がって痛み始めたり痛みが酷くなるからです。
問題は治療後の自宅ケアが変わらない限りは同じことを繰り返す可能性が高いことです。日本人と欧米人の自宅ケアの意識が根本から違う為、日本の町は歯医者だらけという現状があるような気がします。
日本と欧米の違い
まずは日本の歯磨き事情から紹介します。
歯磨きは歯ブラシ1本で歯全体をブラッシングし、歯に対する意識が強い人はフロスや糸ようじ、歯間ブラシなどを用います。
最も歯に対する意識が強い北欧の方はどうしているかというと
磨きにくい歯に対して適切なブラシやフロスを選択して初めに磨きにくい部分の汚れを落としてから、普通の歯ブラシで全体をきれいにしているようです。それが毎日の習慣となってしているわけですからむし歯や歯周病になり難いのは納得いきますね。
ここで重要なのは全体をブラッシングしてからではなく磨きにくいところがむし歯や歯周病になりやすいところからきれいにするというところです。
基本的に1日で食べかすや歯垢が溜まります。ということは数ヶ月に1回丁寧に歯石除去をしてもらっているだけでは不十分だということがわかります。その日はきれいですが次の日には歯垢は元に戻っているからです。
どんだけ頑張っても歯石は出来てしまうため、取らないより取ったほうが良いのは確かです。ですが、定期検診をしているから大丈夫という考えではなく、その結果をみて自宅ケアをどうするか考えたほうが良さそうです。
どんなところを気をつけるべきか
つい先日も歯医者で定期検診をしました。その結果が以下です。
青は歯垢や歯石の付着、赤は歯肉の炎症です。1年前はこれよりひどく全面青色みたいな状況でした。ブラッシングだけだと歯間はほぼ歯垢、歯石まみれなのは言うまでもありません。
これから分かることは前歯付近はしっかり除去出来ていますが奥歯はまだまだ除去が足らないと言うことです。それもそのはずで今まで歯磨きは歯ブラシ1本で歯全体をブラッシングし、歯間に対して糸ようじを使って自宅ケアしていたわけですから。
これから北欧式に習慣化することで歯垢や歯石の除去を徹底しようと考えています。始めは抵抗があるかもしれませんが、3ヶ月経てばおおよそ習慣化出来るため、頑張って行こうと思います。
歯医者でもなんでも無いただのサラリーマンですが少しでも歯に対する意識を変える人が出てきたら幸いです。
☆日々の継続こそが心身向上の糧☆