2026年も5月決算シーズンがほぼ終了しました。

毎年この時期になると楽しみなのが、保有株の増配発表です。

配当投資を続けていると、株価以上に精神的な満足感を与えてくれるのが増配だと感じます。

なぜなら、株価は日々上下しますが、増配は自分が持っている資産の収益力そのものが高まったことを意味するからです。

特に今年は、金融・商社・リース・インフラ関連を中心に増配が非常に強く、保有銘柄の多くで前年を上回る配当金が発表されました。

一方で、減配した銘柄もあります。

ただ、重要なのは減配したかどうかだけではなく、その銘柄をどんな目的で持っているかです。

今回は、2026年1月〜5月末までの僕の保有株の増減配状況を整理しながら、配当投資において増配が持つ意味や、ポートフォリオの考え方についてもまとめていきます。

2026年1月〜5月末の増配一覧

まずは、2026年1月〜5月末までに発表された保有銘柄の増減配状況です。

銘柄 配当推移 増減率 年間影響額
リコーリース(8566) 185→256円 +38.4% +14,200円
三菱UFJ FG(8306) 74→96円 +29.7% +2,200円
オリックス(8591) 153.76→187.36円 +21.9% +6,720円
三菱重工(7011) 24→29円 +20.8% +325円
東京海上HD(8766) 211→245円 +16.1% +13,600円
三井住友FG(8316) 157→180円 +14.7% +11,500円
三菱商事(8058) 110→125円 +13.6% +21,000円
三菱HCキャピタル(8593) 45→51円 +13.3% +6,000円
イオン(8267) 13.67→15円 +9.7% +399円
MS&AD(8725) 155→170円 +9.7% +1,500円
INPEX(1605) 100→108円 +8.0% +2,400円
日本毛織(3201) 47→50円 +6.4% +300円
KDDI(9433) 80→84円 +5.0% +2,400円
伊藤忠(8001) 42→44円 +4.8% +200円
日本たばこ産業(JT)(2914) 234→242円 +3.4% +1,600円
ソフトバンク(9434) 8.6→8.8円 +2.3% +20円
丸井G(8252) 131→134円 +2.3% +300円
NTT(9432) 5.3→5.4円 +1.9% +1,100円
花王(4452) 154→156円 +1.3% +200円
積水ハウス(1928) 144→145円 +0.7% +100円
任天堂(7974) 181→162円 -10.5% -1,520円

合計すると年間どれくらい増えたのか

増配・減配の年間影響額を単純合計すると、

年間+82,944円

となりました。

かなりインパクトの大きい数字です。

毎月換算すると約6,900円

つまり、追加投資をしなくても、企業側の利益成長によって毎月のキャッシュフローが自動的に増えている状態です。

これは配当投資の非常に大きな魅力だと思っています。

特にインパクトが大きかった増配銘柄

リコーリースの増配インパクトが強烈だった

今年最も驚いたのは、リコーリースの大幅増配でした。

185円→256円で、増配率は+38.4%。

年間影響額も+14,200円と非常に大きく、1銘柄だけで生活費の一部を支えてくれるレベルです。

リコーリースは以前から累進配当方針を明確にしていましたが、中期経営計画を改めてここまで一気に伸ばしてくるとは想定以上でした。

高配当株投資では今の利回りだけを見がちですが、本当に重要なのは将来どれだけ配当を伸ばせるかだと思っています。

結果的に、増配力の高い企業を長く持ち続けることが、配当金生活に近づく最短ルートになりやすいです。

三菱商事・三井住友FG・東京海上の安定感

大型株の中では、三菱商事、三井住友FG、東京海上HDの安定感が際立っていました。

特に三菱商事は年間+21,000円のインパクト。

保有株数が増えていることもありますが、商社セクター全体の株主還元姿勢の強さを感じます。

また、メガバンクや保険株は金利上昇局面の恩恵も受けやすく、ここ数年で大きく収益構造が改善しています。

以前は銀行株は減配リスクが高いという印象もありましたが、現在は自己株買い・増配を積極的に実施する銘柄も増え、かなり印象が変わりました。

増配率より重要なのは保有株数

今回改めて感じたのは、増配率だけではなく、保有株数によって実際のインパクトが大きく変わるということです。

例えば、三菱重工は+20.8%と非常に高い増配率でした。

ただし、保有数が少ないため年間影響額は+325円。

一方で、東京海上HDは増配率は+16.1%ですが、年間影響額は+13,600円です。

つまり、配当投資ではどれだけ増配したかだけでなく、

  • どれだけ保有しているか
  • その銘柄をどれだけ長期保有できるか
  • 今後も増配余力があるか

この3つが非常に重要になります。

配当利回りだけを追う投資だと、この視点が抜けやすいです。

むしろ、長期で利益成長できる企業を積み上げた結果として、配当金が雪だるま式に増えていく感覚の方が重要だと思っています。

減配した任天堂をどう考えるか

今回唯一大きく減配したのが任天堂でした。

181円→162円で、年間-1,520円。

数字だけ見るとネガティブに見えますが、僕はそこまで気にしていません。

理由は明確で、任天堂は配当目的ではなく、キャピタルゲイン目的の成長投資枠だからです。とはいえ現状8000円くらいで購入していたので絶賛含み損中ですけどね。

任天堂は業績連動配当の側面が強く、配当金のブレも比較的大きい銘柄です。

その代わり、

  • 新ハード
  • IP戦略
  • ゲーム販売
  • 映像展開
  • テーマパーク

など、長期的な成長余地が非常に大きい企業でもあります。

つまり、配当株と成長株を同じ基準で評価してしまうと、投資判断がブレやすくなるということです。

ここはポートフォリオ全体の役割分担を明確にしておくことが重要だと思っています。

配当投資で本当に見たいのは増配率ではない

高配当投資を始めると、どうしても利回りや増配率に目が行きます。

もちろん重要な指標ではありますが、本質的には企業が利益成長できているかが最も重要です。

利益が伸び続ける企業は、

  • 増配
  • 自己株買い
  • 株価上昇

の3つを同時に実現しやすくなります。

逆に、無理して高配当を維持している企業は、どこかで減配リスクを抱えやすいです。

だからこそ、僕は最近かなり意識しているのが、

  • 累進配当
  • DOE採用
  • 配当性向の余裕
  • キャッシュフロー
  • ROE
  • 利益成長率

などです。

単純な利回りランキング投資ではなく、長く増配できる企業を探すことが重要だと感じています。

配当投資の基本的な考え方や、なぜ僕が増配重視で銘柄を選んでいるのかは、こちらの記事でも詳しくまとめています。

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増配は追加投資なしの資産成長

今回の年間+82,944円という数字は、追加で資金を入れたわけではありません。

企業側が利益成長した結果、自動的に配当金が増えたものです。

これは配当投資最大の魅力のひとつだと思っています。

例えば、毎年年間8万円ずつ増配されれば、10年後には年間80万円近い差になります。

もちろん単純計算通りにはいきませんが、

  • 再投資
  • 増配
  • 保有株数増加

この3つが重なることで、配当収入は想像以上の速度で成長していきます。

特に最近は高配当株を買って終わりではなく、増配し続けられる企業を長期保有することの重要性を強く感じています。

配当収入を増やすには、単に高利回り株を買うだけではなく、資産全体の設計も重要です。僕自身が実践している資産形成の全体像は、以下の記事でまとめています。

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まとめ

2026年1月〜5月末時点での増減配状況を整理すると、年間影響額は合計で+82,944円となりました。

特に、

  • リコーリース
  • 東京海上HD
  • 三井住友FG
  • 三菱商事
  • オリックス

などの増配インパクトが非常に大きく、配当収入の成長を強く実感しています。

一方で、任天堂のように減配した銘柄もあります。

ただ、それぞれの銘柄には役割があります。

配当目的なのか、成長投資なのか。

この整理ができていると、一時的な増減配にも振り回されにくくなると思っています。

配当投資は、短期で一気に資産を増やす投資ではありません。

その代わり、企業の利益成長に乗りながら、少しずつキャッシュフローを積み上げていく投資です。

今回の増配ラッシュを見て、改めて「配当金が増える感覚」は資産形成を続ける大きなモチベーションになると感じました。

今後も、増配力の高い企業を中心に、長期で資産を積み上げていきたいと思います。

実際にどれくらいの配当金が生活を支えているのか、毎月の配当実績や使い方については以下の記事でも公開しています。

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